さようなら
2009年 07月 16日
チュン太が、庭に落ちてしまい朝を待つことにしたけれど…
眠れない…夜中はチュン太は鳴かないのがわかってる…。
朝、親鳥が来て声を出すのを待つしかない。
ブレイブも、庭を見て鳴いている。
8日目
朝5時まえ
ブレイブと私は眠れず、庭を眺めていた。
すると、嫌な予感は的中!!
近所の野良ネコ登場。
ブレイブは怒るし、私は窓越しに両手を大きく広げて身体を大きく見せたら走って逃げた。冷静に考えたら、朝から自分の行動に笑えた(^^;)
そして、見つけた!
ナゼわかったかというと…ふんの白が目立った。
石の隙間に、へばりついていた。
可愛い~。
一晩外にいたので、身体が湿っている。
少し家の中で保温をしてから、いつものように外にだした。
チュン太は、まだ飛べない。
リリースするのは、あと少し。
昼間、何度か脱走。
飛べないのに、上から落ちたことで飛べる気になってるのかな?(笑)
笑えたのは、木の枝につかまってたら、回転して下向きになってしまったこと。
必死で頑張ったんだけど、手元に落ちてきた(笑)
その時は、「ビービー」という鳴き声。
そして、逃げ足が笑っちゃうほど速く、その姿が可愛い。
チュン太は、完全に私を「敵」扱いで必死なんですけど。
それも自然にかえるには大事なんだけど…チュン太、ちょっぴり寂しいです…(^^;)
あれっ、いない…はずがないと思ったら隠れてます…(^^;)
これまた、可愛い…。
9日目
またまた、脱走(?)
でも、庭で親鳥を呼び、餌はもらえていた。
飛べないけれど、木にとまる姿はなんだか、ずいぶんカッコ良くなったな~と改めて思えた。
10日目
ネットで調べると、このぐらいの時期は、かごに入れて外に出すそうです。
かごも、目の粗い物にして親鳥が餌をあげられるようにとのこと。
スーパーのカゴのような物を裏返して、カゴの変わりにした。
家の中のチュン太の場所は、洗面所からお風呂場に変わった。
箱から出られるようになったしね。
飛ぶ練習をしました。
短い距離だけど、羽のばたつかせ方は上手♪
11日目
今日も、チュン太はベランダでカゴ越しに親鳥からご飯をもらっています。
一日過ごして、親鳥も帰っていきました。
家族がいつもは、出し入れしていたのですが、私一人だったため悪戦苦闘しながら、あと少しで家の中へ…と思ったら…
カゴと下に置いている板の隙間から、チュン太脱走!!
チュン太は飛び立っていきました。
しかも、短い距離でしたが、飛べています!
とは言え、逃がしてしまったようなもので、その後も暗くてチュン太を見失いました…。
12日目の朝
元気な、チュン太の声がします。
親鳥とも一緒のようです。
ちゃんと飛べたんだ。
仲間に入れてもらえたんだね。
リリースは…成功でした(思ったよりも一日早かったけれど)
これからの方がもっと厳しいかもしれないけれど、チュン太なら大丈夫…。
チュン太、ありがとう。
生命力や親子の絆の深さなど、たくさん教えてもらえました。
生きようとしなければ、そこで終わり。
生きることを選べば、生きていける。
ブレイブが来てから、街で見かける猫たちを「自分たちで餌を見つけて生きていくって、すごいな~。この子たちも頑張って生きてるな」と愛おしく思ったことがありました。
今回、その懐かしい気持ちをチュン太によって思い出させてもらいました。
飛び立っていっても、家の前の街路樹にいるようで、チュン太の声がします。
いつの間にかに、チュン太の声が飛んでいっても、私の中でわかるようになっていたんだと思うと自然と嬉しくなります。
親鳥なら、なおさら忘れないですよね。
24時間以内じゃないと、親鳥は向かえに来ないなんてウソ。
人間が触れた、ひなだって、親鳥はちゃんと育てます。
あっという間の日々でしたが、今もチュン太は近くにいて、よく鳴いています。
ただ、あんなに鳴きすぎたら、敵に見つかるのでは?と心配ですが…。
わずか数日で、こんなにも変わるんですね。
こんなにクタ〜ッとなっていたのに…
最後のチュン太の写真は、偶然にも首をかしげていました。
このさようならは、「寂しいさよなら」ではないはず…。
チュン太が成長した、「嬉しいさよなら」だから。
ただ、ブレイブも私たちも、何だかへんな気持ちです…。
チュン太の存在が大きかったんだな〜。
体調を崩していた中での、チュン太との出会い。
このタイミングには、何か大きな意味があるような気がしていたけれど、それがわかりました。
なかなか出来ない経験をさせてもらいました。
ありがとう、チュン太♪
by aromacielo
| 2009-07-16 21:56
| すずめのひな(チュン太)日記